4月から始まった学校での中国語の授業。
週一回、90分。受講してくれているのは20歳前後の学生で、ごくごく数名をのぞいて、ほとんどがゼロスタートです。
3か月がたち、学生たちは中国語に慣れてきていて、その成長の爆速ぶりに驚いています。
中国語を話すとき、読むときは、声調、母音、子音、それぞれの特徴に気を配りながら発音を作りますが、その習慣がついてきているのです。
みんなで一斉に発音してもらう時、一人ずつ発音してもらう時、「こんな短期間で、しかもマンツーマン指導じゃないのに、よくこんなに読めるな!」と思うのです。
授業中は、次々と指名してテキストを読んでもらうのですが、4月当初は「むずい」「むり」という言葉が聞こえていたのが、今は、そのような言葉が出てくることは一切なく、あてられた学生も、次にあてられるかもしれない学生たちもピンインと声調を正しく発音することに集中しています(私にはそのように見えます)。
学生たちには、夏休みに入る前に発音を仕上げてもらう計画をたてています。
この1年間の授業が終わり、その後、何年か中国語から離れる時期があったとしても、5年後、もしくはもっと先の10年後に中国語を話そうと思った時に役に立つような、中国語の発音の一番大事な基礎を彼らに伝えたいと思っています。
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